◆アンコール◆
カリフォルニア大学のフロスト博士によって、1954年にキングと地中海マンダリンを交配して育成された品種です。1965年、キャメロン、スースト両博士によあって選抜発表されました。 果形は温州みかんに似て扁平で中玉、果皮は滑らかで剥きやすく、鮮やかな紅色が特徴です。 果肉は柔らかく食味は濃厚で、愛媛では高級品種としてハウス栽培されています。
=アンコールの産地=
愛媛においては、甘夏柑の更新やかんきつ施設地帯で、ハウス用として栽培しています。 JA西宇和、JAえひめ中央、JA東予園芸がアンコールの生産地になっています。



 ◆サンフルーツ(新甘夏)◆
初夏を彩る果物として親しまれてきた夏ミカンの突然変異によって、大分で生まれた品種。 夏ミカンに比べて酸っぱさが少なく、甘味と酸味がほどよく調和した爽やかな味わいです。 甘夏の枝変りとして発見された新甘夏は果皮が滑らかな事が特徴で、サンフルーツという名前で出荷されています。 果実に含まれるクエン酸は血液をアルカリ性に保ち、体細胞の老化を防ぐとともにダイエット効果があり、健康食品としても注目されています。
=サンフルーツ(新甘夏)の産地=
愛媛県は全国1位を誇る甘夏の産地です。全国シェアでは約24%もしめ、次いで熊本、和歌山、広島、三重、大分、鹿児島、静岡などが主要産地となっています。 愛媛県内では南予をエリアとするJA西宇和、JA宇和青果管内が主となって栽培に取り組んでいます。



 ◆キウイフルーツ◆
原産地は中国南西部。 果実のなかでもビタミンCの含有量はトップクラス。 他にも植物繊維やミネラルなども豊富に含まれています。 1906年にニュージーランドの植物学者が揚子江沿岸でミホウタオと呼ばれていた自生する果実の種子を持ちかえったのが栽培の始まりとされており、名前は、果実の形がニュージーランドの国鳥、キウイに似ていることに由来しています。 我が国で栽培されるようになったのは1971年頃からのことで、ミカンの転作によって盛んになりました。 今では、愛媛県が全国生産量の約23%を占めており、日本一の生産地となっています。
=キウイフルーツの産地=
あまり知られていませんが愛媛はキウイフルーツでも全国で1位の生産量を誇ります。 その全国シェアは約23%にも及びます。



 ◆特選 完熟河内晩柑◆
温暖な気候、さんさんと降る南の太陽に、足摺宇和海国立公園の潮風… めぐまれた南予の気候は河内晩柑栽培の最適地です。 高品質の有機質肥料(魚肥、かつお・かに殻)での土作りを柱に、栽培管理に丹精をこめた日本を代表するフルーツの故郷、御荘。河内晩柑は心にのこる美味しいみかんです。
美味しさで勝負! 水分控えめ!
さわやか風味の完熟河内晩柑


 ◆土佐文旦◆
昭和4年に開設された高知県農事試験場にて作られた苗木を原木に増殖されていきました。外見はグレープフルーツに似てますが、触った感じは弾力があります。黄色柑橘の甘さは蜂蜜と同じ成分の果糖で、さっぱりとした甘さと酸味のバランスがよく、上品で爽やかな味わいを堪能できます。特に露地物は糖度と酸味のバランスがよく、しっかりした果肉も特徴のひとつです。昭和58年ごろからはハウス栽培もはじまり、贈答品にも重宝されています。
=土佐文旦の産地=
高知県が全国で90%以上を占め、そのうち土佐市が約半分ですが、最近では愛媛県など他県にも広がりつつあります。


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